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ヨシコでかした! [ハシビロコウ他動物]

前回の記事は締切付きの切実なる情報ゆえ、更新を控えておったが、締切も過ぎたるゆえ、やうやう更新である。既に8月も終わろうとしておるが、7・8月の動向の更新の一向に成らず、これも一重にわが怠慢なり。うう。まあそういうことで、各地に於いてめでたきニュースもあるが、それは別途更新として、まずは何と言うてもわがツチブタである。

去る7月29日のことである。上野のツチブタ女房ヨシコの、無事出産を果たしたり。上野のツチブタ繁殖である。まずはtokyo-zoo.netにて、そのめでたき様子を拝まれたい。
 
 
実は7月下旬より、亭主アルディの放飼場に於いて野宿を余儀なくされており、寝室側通路にはよしずの張りめぐらされ、ヨシコの展示休止となりておった。夫婦仲の円満なる(というか互いに気にせぬ)二名の強制別居と来ては、これは出産間近に相違無しとわれは一人ほくそ笑む。というのも、前々夫シゲオの例にある如く、ツチブタはサイズ上、体調不良となれば入院するのであって、片方を野宿させてまでの別居となれば、出産以外考えられぬのである。案の定、8月となりてもよしずの一向に外される気配無く、これは逆に、出産及び育児の順調を思わせ、われは頬まで裂けんばかりの笑みと共に亭主アルディを励ましたり。というのも、この酷暑にゲリラ豪雨の今夏である。屋根らしい屋根といえばよしずを横にしたもので、恰も浮浪者の、廃屋の軒先に雨宿りするが如しであった。恐らく、別居の想定外であったと思われる。そもそもツチブタの、仔が生れたるところで特に分ける必要を考えておらなんだというのが正直なところであろう。クロサイの場合と違い、ツチブタ男が仔を攻撃するという事は、確かにありそうに無し。が、平生でさえ押しくらまんじゅうのオセロの挙句お互いを敷き合いつつ爆睡するツチブタであるから、仔の圧死の危険に鑑み、結局は無理矢理別居と相成ったものと想像されるのであった。

ともあれ、出産より約一ヶ月というもの、育児放棄もなく、順調に発表に至り、何よりである。いやーでかした。亭主アルディもでかした。まずはめでたや。後は、無事一家揃うて暮らせるのは何時かという問題であるが、これは仔の成長スピードを楽しみに見守る以外あるまい。担当飼育員方の快挙を祝し、尚一層のご健闘を期待する。
 
 
ヨシコでかした!アルディよく頑張った!
 
 

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