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弔い [ハシビロコウ他動物]

2015年1月9日

上野に行った。

実は昨日も、上野に行った。コハル急逝の報を受け、とるものもとりあえず(にしては発表翌日だが)、駆けつけてみたのである。勿論コハルは既におらぬのだが、キリン舎前には立派なるテントの下に献花台が設えられ、花束やリンゴ、ミカンなどが供えられており、黒縁の写真が掲げられておった。写真をしげしげと見入る。コハルは元気でここに居るのを当然と思うておったわれは、正しく愚か者であった。一方のヒナタは、見た目には比較的落ち着いておるが、時折「ねーちゃんどこ?」的見回しを行なうがゆえ、心痛きものがあった。外回り途中ゆえ、翌日改めて献花する事とし、早々に辞去したのが昨日である。外回りを終え、帰社の途上、職場の近所の花屋に寄りて、花束を頼む。用途を聞かれ、「上野のキリンが亡くなったので」と言うと、花屋さん「えっ!」聞けば5歳の息子氏が上野キリンの大ファンだそうで、「いい花束にしますよ」と言うてくれる。翌日はまず昼休みに献花に行くつもりであって、1/09の11:30-12:00の間に引取りの約束をしたり。
 
さて翌日即ち本日となりて、朝ふと動物園仲間のmick氏の頭に浮かび、出勤途上に花束の追加を申し込む。わが花束は、キリンなので黄色(花屋曰く)を入れ、さし色としてピンクのチューリップ他色々で、大きな花束にしてもろうている(予定)だが、もうひとつは、コハルらしく春っぽい可愛らしい花束をと思い、ピンクを中心に女の子っぽい花束として注文した。
昼となりて、花屋へ行くと、この金額では申し訳ない程の素晴らしい花束2点が出来ており、実に感謝に堪えぬ。良き花屋に作ってもらえてよかった。これもコハルの仁徳というものであろう(われではない)。
何しろ花束がでかきゆえ、タクシーにて上野に着け、早速献花台に向かう。が、献花台は、撤去されておった。というのも本日は強風にて、テントは危険ゆえ、写真のみそのまま、花は池之端門で預かるとの事であった。

ThanksKoharu.jpg
☆コハル遺影


美しきコハルを美しき花束で飾ってやりたかったのであるが、強風では仕方無し。花束を預け、われは写真に戻り、またもしげしげと見入る。新年の挨拶もせずに逝かれてしもうたるは、実に痛恨である。これ程早く逝くとは思いもせなんだのである。改めて手を合わせたるのち、他の者も心配となり、西園の馴染みに一通り挨拶して回る。一応、とりあえず、今のところは、皆無事のようである。ミリーは足を傷めておるのであるが、これが又原因不明との事で、左足の腫れの引かず、心配ではある。

改めて、感謝と共に、コハルを悼む。ヒナタには、一日も早う新たなる仲間を与えられたい。ヒナタの、生まれてこの方一度も独り暮らしをしたる事の無き者ゆえ。多摩には年頃も合う個体のおれば、遠からず、と祈る。
 

コハルは、本当に美女であった。
日本一の美女キリンであった。 
コハルありがとう。大好きだったぞ。
 
 


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