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初詣 [ハシビロコウ他動物]

2012年1月12日

上野に行った。

12日にして、上野初詣である。とり急ぎ、わが者共に、正月の挨拶である。ハトゥーウェ・ミリーの外日であるが、ハトゥーウェは寒空の下、自宅前広場にておむすびとなっておった。

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☆寒い


なれば自室に入れば良いものを、寒がりのくせに男のメンツか、戸外に頑張るハトゥーウェであった。

出入り自由.JPG
☆ハトゥーウェ部屋玄関は開いており、出入り自由なのであるが..........


一方ミリーも、玄関開放出入り自由なるゆえ、勇みて裏庭に出たは良いが、

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☆寒いっっ


寒きゆえ脱兎の如く自室に戻り、暖をとるのであった。

寒かった.JPG
☆寒かった


一方向かいの住民、世界一美しいアカカワイノシシのリクであるが、放飼場に新築の別荘を構えたり。寒さは苦手であろうに、寝室に戻る事無く、別荘にて満足気に過ごして居る。

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☆別荘に憩う


隣人(ヒトではないが)のオオアリクイのガンコは、寒さしのぎに出たり入ったりしておる。が、その更に隣家のツチブタ一家の、そうした工夫の当初より眼中に無し。

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☆団欒の雑魚寝


同居の住民コウも、もとより爆睡状態である。老寡婦となりしコウであるが、とりあえず元気そうで何よりである。

コウのんびり.JPG
☆のんびり爆睡


さて、今日こそは東京都動物園カレンダーを入手せむと、豪亜南米雑居アパートより西園売店に向かう。きょろきょろと探すが、カレンダーの見当たらぬ。探しあぐね、店のお姉さんに尋ぬれば、お姉さんのたまうて曰く「売り切れてしまいました。東園なら、まだあると思います」。「何、売切れ!?」とわれの思わず聞き返したり。例年なれば必ず余り、新年ともなれば当年となりてしまうがゆえ、値下げさえ行なわれておるのである。それが売切れ。西園売店で。既に3時であったが、他に方法も無く、われはとぼとぼといそっぷ橋を渡り、坂を登りて東園に至る。ニホンザル前の東園売店はレストランと共に工事中であるから、ゾウ前の売店まで行かねばならぬ(というか、そもそもニホンザル前の売店では、もともとカレンダーを扱っておった記憶の無し。いずれにせよゾウ舎前まで行かねばならなんだやも知れぬ)。時間も無きゆえ恐ろしき急ぎ足にてゾウ前売店に駆け込めば、おおカレンダーの残部在り。その数、僅かに5であった。危なきところであった。2部を買い求め、急ぎ西園にとって返す。道々考えつつ、カレンダーの斯くも売れたる理由に思い至りたり。表紙の、ジャイアントパンダなり。これも昨年のパンダバブルの一環であったか。等と思いつつわれは歩を進め、やうやう西園に辿り着き、いそっぷ橋を降り来たれば、レッサーパンダの世話を終えたる飼育員氏に遭遇す。東に行きておる間に、者共の収容は終了したるそうで、アフリカアパート住民にへの正月の挨拶かたがた、おやつを拝む事とする。住民の皆大過無きようで、何よりである。多忙につきblog記載をすっ飛ばしてしもうたマルゴ嫁入りについては、後日改めての記載を考える。両親は元気である。コハル・ビディのキリン科組も元気である。ヒナタの、未だ哺乳瓶使用なれど、呑む力のますます増し、飼育員氏の一苦労なり。

体力勝負の授乳.jpg
☆体力勝負の授乳。チカラワザである。ヒナタの吸引力の強過ぎ、写真はぶれぶれである。


まだ時間の残されておるところから、われはマダガスカルに移動する。途中フラミンゴ庭に寄るが、子育てをほぼ完了のわが2号の、堂々休憩しており、誠に頼もしき。バオバブ島に於いては、異変の有り。女王フウの夫として君臨しておったテンテン(羽村出身)の、追い落としを喰うて昨年より村八分となっておる。われが前回拝みし際は、非常に寒く、他の全員がバオバブ温穴にて憩いしところ、ひとりテンテンのみ、寒空の下、体を丸めひたすら耐えてをり。耐えかねてバオバブ温穴に手をかけたるが、全員ばっと注目し(睨んでおる訳ではないが、ワオキツのあの面相での総員ガン見は怖ろしき)、テンテンの、入るを得ず、誠に気の毒であった。この日はそれ程でもなく、小さいのがくっついておった。同じく羽村出身のジジかと思われる。さて本土の方は、実はわれの五月雨訪問の間隙を縫うて、クロキツ婦人(ヒトではないが)の死亡せり。9月の事である。これについても、後日改めて記載する。その他は大過無し。わがエリマキの小僧マオの、いよいよ元気であって、この寒空に動きの止まらず、素晴らしき速度にて枝枝を走り回っておった。

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☆止まりても大した速度にてきょろきょろしておって、顔がぶれまくりである


丁度飼育員氏に遭遇したるゆえ、ワオキツの状況をうかがう。やはりテンテンの村八分は以前よりも相当緩やかになりつつあり、「単に最下位に転落した」という感じになって来ておるらしい。小さいのはやはりジジであった。主に邪険にするのは、イチとライ親子(上野出身)だそうで、特にイチはバオバブ島開闢当時、テンテンに相当やられたがゆえ、まあ無理もあるまい。ちなみに昨年生まれしフウの第二子であるが、複数男との交尾の認められたるゆえ、父が誰かは不明だそうである。群れ暮らしは何かと大変である。

頑張れテンテン。
 
 



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