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仔猫の11月(上) [同居猫]

11月もほぼ終了なれば、なんとかもう少し記事を挙げむと試みたり。本日は11月というても昨年の話である。

早くも11月となりて(繰り返すが、昨年の話である)、拙宅に住まう仔猫ニャン太の、2回目の予防接種である。

接種日を前に、前回同様、通常用途のバッグにニャン太を入れて見るが、前回よりただのひと月を経、既にぎゅうぎゅうであって、今後この調子にて大型化の進めば、到底このバッグは役に立たず。既述の通りニャン父の巨猫なれば、息子ニャン太にもその可能性のあり、結局猫運搬鞄(通称「キャリー」)を購入する事とした。しかしながら、最も頑丈であるところのプラスティックのボックス型キャリーは、車にでも載せるのであればいざ知らず、ほんの5分足らずを徒歩にて移動するのみとなれば、非常に持ち運びにくきものである。ゆえに散々netを徘徊したる結果、手提げも肩掛けも可、大型対応(最大重量8kg)という布製キャリーを購入する。何ゆえ布かといえば、体に当たりても猫もヒトもさして不快ならずという点からである。頑丈なるプラ製キャリーは、例えば乗用車等に乗せるとなれば威力を発揮せしが、徒歩を前提とすると、その大きさ、重量等から、むしろ非常に扱いにくく、中に居る猫にとりても、徒歩による揺れはプラ製キャリーであっても低減せぬことから、回避したり。さて前日に届きし布キャリーであったが、あまり気にせぬニャン太の、当日すんなりと中に入りたり。念の為、寒くなりてより日頃使いたるマイクロフリースの猫毛布(本来ヒト用膝掛け)を敷き、更に念の為トイレシーツを1枚持ちて、兄妻とわれはT病院へと赴きたり。
 
 
さてわれらが番となりて、キャリーごと診察室に入る。キャリーを開ける(布製であるため、構造上、キャリーの出入口は上でなく横である)と、ニャン太の、のんびりと出でたり。しかし徐々に不穏なる空気を察したるか、緊張し始める。T院長の登場し、ニャン太に向かうて開口一番「ニャン太君、大きくなったなあ!」。親戚の伯父さんか..........(汗)。確かにニャン太は先月よりまたぐぐっと大型化し、6ヶ月齢を次週に控え、計量の結果実に3.8kgsとなりておった。でぶなのではない。でかいのである。大型キャリーを購入したるは実に以て正解であった。続いて検温である。尻に体温計を突込まれたるニャン太の、後足のがたがたとひたすら震えたり。何しろ理屈の通る訳の無きゆえ、突如何物かを尻に突込まれては、そりゃ怖ろしかろう。体温も異常無く、触診に於いても何ら異常無し。触診しつつ、去勢の相談である。年齢の割に体格良きニャン太ゆえ、近頃は睾丸(通称ころたま)の充実著しく、歩けばぷるぷるとゆれ、セックスアピール満点状態である。スプレー行動こそ未だしておらぬが、いつ始めてもおかしくなき程の充実ぶりであるから、T院長も思わず「おおこりゃ立派になってるね」と感心す。拙宅が周囲には野良猫の多くして、どこぞでご婦人の発情でも開始されたれば、即刻大騒ぎになるは必定にて、去勢は当初よりの確定事項にありしが、何しろ予防接種開始の遅さとこの体格の良さであって、早々に処置の望まれたり。という事で、10日後に手術を予定し、予防接種を受け、ニャン太は無事帰宅せり。元気に遊び始めたニャン太であるが、又しても熱を出したか、程なくぐったりとしたるゆえ、前月同様安静にこの日を過ごすのであった。

療養.jpg
☆安静
 
 

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