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大ハズレ [わが身の不幸]

見れば9月は「更新不能」以外の記事のup無し。これはサボり過ぎである。しかしわが動きを見ればそれももっともであって、上野詣ですら9月には僅か5回程しか果たせずにおった事の判明したり。が、そうも言うてはおられぬゆえ、9月23日の話である。

2011年9月23日

ひでえ日であった。

9/21夜より、拙宅のインターネットに全く接続出来ずという。われは通常平日はPCを立ち上げぬゆえ、不通なるをわが兄より知らされたるは9/22早朝の話である。この日兄は東北方面に出張予定であって、東北新幹線の運行状況を確認せむとてPCを立ち上げたるところ、不通の判明せりという。出勤前のくそ忙しきところ、われは渋々PCを立ち上げ確認したるところ、少なくとも宅内ネットワークは健全である。これは恐らく外部光ファイバー線の問題と思われ、プロバイダに連絡する他無き状況である。勤務先にてwebをチェックせむと考え、とりあえず出勤せしが、大型台風の影響を避けむとて午後早々に勤務終了とし、3時には帰宅したるゆえ、早速にso-netに電話を入れる。思いの外待たず、せいぜい5分程度にて電話は繋がり、状況を説明したる結果、これはやはり建物外部の光配線の問題であろうという事となりて、翌9/23にauより技術者を派遣したると言う。が、9/23には上野に於いて恒例慰霊祭のあり、われは参列を予定しておるゆえ、「朝一番か午後三時以降」とされたい旨申し入れれば、「では朝一番に技術者から電話が行き、何時頃うかがえるかお伝えしますので」との事で、当日は電話を待ちておった。が、10時半となりて技術者二名の突如訪問し、わが室にて朝寝を楽しみたる猫ニャン太の、がばと起き上がりて二階へと疾走し逃げ去り、猫を起こせぬ弱気から部屋を片付ける間のなかったわれは、ごちゃごちゃと散らかりたるわが部屋に、技術者二名を招じ入れる仕儀となる。げに恨めしきなり。とりあえず、猫脱け出し防止のつっかえ棒(窓という窓に設置しておる)を外し、光配線の出ておる窓を開け、技術者①の頭を突き出して見れば、
技①「あっここがぶっちぎれている!」
技②「何、ぶっちぎれ!?」
われ「何ですと、ぶっちぎれ!?」
見れば確かに、光ファイバー線の何者かに食いちぎられ、ぶっちぎれてをり。この食いちぎり様は、野良猫にあらず、タヌキに相違無し。界隈にタヌキの居るは、以前にも触れたるが、これが今や夫婦となり一家を成し、深夜の界隈を闊歩しておる。という訳で、ぶっちぎれ部分を削除、予長部分をコネクタにて繋ぎ直すという作業の行なわれ、11時半にはようやく復旧をみたり。が、今後の対策として、何がしかの防御策を講じる必要のあり、auではその面倒は見てくれぬゆえ(まあ当然である)、われはアタマを抱えあれこれと模索せり。そうこうする内、12時近くなりしゆえ、上野に出掛ける旨をわが母に伝えれば、母も行くという。そこで急ぎ準備をさせるが、12時となりて「ここに持って来た筈の靴下がない」と言い出し、ひたすら探し回る。ようやく見つかりて家を出でたるが、12時20分であった。慰霊祭は午後1時半開始ゆえ、母の遅き足を以ては、通常のルートにては到底間に合わず、仕方なく、神保町よりタクシーにて上野駅公園口を目指す。通常はとっとと中央通りに入りて直進が定石である。ところが、運転手の何を思うたか、昌平橋を過ぎて尚直進を続け、遂に不忍通りへと至りてようやく右折である。不忍通りから左折し中央通りに入るルートは、交差点の混雑甚だしく、ゆえに優先されし直進を念頭に、中央通りには早々に入るが定石となる訳なのである。運転手は祝日を言い訳にしたるが、明らかなる判断ミスであって、お蔭で交差点を左折するのに20分も要し、降車したるのが既にして1時20分であった。それから上野正面入り口に至るのであるが、恐ろしき数の人であって、入場券売り場には延々たる行列の出来ており。われはパスポート所持者ゆえ、通常なれば行列には関係なく入園可能であるが、生憎母を伴っておる。仕方無く行列に並ぶ。それにしても、自販機より窓口の方が進みの早きはどうしたことか。実にイライラしつつようやく己が順番の巡りて見れば、「カネを投入→人数ボタンを押す→購入券種を押す」という実にtrappyなる仕掛けであって、皆これで引っかかっておるのだという事の判明せり。つまり、「カネを投入→購入券種を押す」で券が出て来ぬゆえ、「?」と思いて説明板をよくよく見れば、例え1名であっても人数ボタンを押さぬと券の出て来ぬことを知るのである。電車の切符販売機等、1枚であれば人数ボタンを押さずとも券の買える自販機に慣れたる身には、これは正しく落とし穴であって、並ぶ客の次々に落ちておるのであった。そしてわれも落ちた。ともあれようやく母用入場券を入手し、急ぎ足にて慰霊碑前に向かう。が、如何せん連れが老母ゆえ、急ぎ足がわが通常の徒歩速度よりも遅い。なにしろ混みに混んでおるゆえ、先に行きて迷子となられても困るゆえ、実にじりじりしつつ牛歩の如く歩みを進めるわれであった。ということで、ようやく慰霊碑前に辿り着けば、当然ながら慰霊祭は進行中であって、サツキへの弔辞の結びの一文が終わるところであった。遅れながらも慰霊祭を終え、仔クマを楽しみにしておった母を連れ「クマたちの丘」に向かうが、あたかも祭りタケナワの神社境内の屋台前を歩むが如く、人波のぎゅうぎゅうであって、一体クマ丘はここまで遠かったかと思わせる程の進行速度である。ようやくクマ丘に辿り着けば仔クマは出ておらぬは、マレーグマは通路から出でぬは、トラ・ゴリラ放飼場のガラス板はこれもぎゅうぎゅうで頭の間から見えるか見えぬか(特に老母の小柄なるゆえ)で、われらはぐったりと疲れ、バードハウスをナメたるのち、そそくさと西園に移動する。が、老母のためモノレールを使用せむと考えしも、既にして長蛇の列であって、本人の同意の下、徒歩にて移動せしが、これがまたむご混みであって、西園は斯くも遠かったかと思わしむる進行速度であった。やうやう西園に辿り着き、これまた母の楽しみにしておった仔ツチブタを拝むが、母ヨシコの奥にて母子共々爆睡中であって、仔は耳しか見えなんだ。4時迄待てば見る能うのであるが、ここまでの過程にて体力を消耗し尽くしたるわれらは、げっそりと疲れ切り、がっくりとうなだれ上野を後にしたのであった。ひたすらハズれにハズれたる休日であった。

慰霊祭のゆえ、仕方なく連休初日に上野詣での仕儀となりしが、連休以外行けそうも無き者以外、ゆめ連休中などに行くものでなし.....................。

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