突如出現 [ハシビロコウ他動物]
2010年4月21日
早朝仔猫ニャン太に叩き起こされ、二度寝ののち、定刻に起き出してみると、ニャン太の、窓際に正座し何やら真剣に裏庭を見ておる。縄張り監視はいつものことであるから、また野良ミケでも来ておるかと、ニャン太背後よりつと覗きて見れば、
☆視線の先
タヌキである。われは近眼の上、近頃は老眼も入って来ておる。見間違いかと眼鏡を取りに行き、改めて見直すが、正真正銘タヌキであった。
☆どう見てもタヌキ
実はかねてより、目撃情報のあり。拙宅向かいの家の老主婦、その2軒隣に家を構えたるその息子、そしてわが兄である。兄の目撃時は、タヌキは猫を追い払うておったそうな。都内にタヌキ並びにハクビシンの増殖したるは、かねてより耳にしをりしが、まさか拙宅庭にて眼前にタヌキの居るとは、想像の外なり。斯様なる住宅街は住みにくかろうと思われるが、何とか頑張って元気に暮らして頂きたい。
ということで、一日心楽しく、上野にも鼻歌交じりに詣でるわれであった。根津に降り立てば、愛らしきポスターの出迎えなり。マレーグマの仔ウメキチであった。
☆ウメキチ(らぶりー)
ゴリラの仔コモモと共になるべく早く拝みに行かねばならぬが、恐らく平日でなければゆるりと見るを得ずと思われ、最悪でも夏休み前には休暇を取りて詣でねばならぬ。等と考えつつ歩を進め、西園に至る。午後遅くに行きしゆえ、朝の如き快晴でなく、いささか曇りてどんよりとしたる中、長屋のコンビ娘を見舞い(収容後であった)、マダガスカルへと向かう。この曇りにも拘わらず、ワオキツネザルの元気一杯なり。仔を抱えし上野フウの、いささかもひるまずがんがん木に登りたり。
☆がんがん
仔は仔で、腹につかまりつつ、高さにもひるまず興味深気に当たりを見回す。さすがキツネザルである。
☆きょろきょろ
フウは尚も登りたる。
☆がんがん
仔はしっかりとつかまりつつ、平然としておる。
☆実はたのしい
斯様に軽々と登りては葉など食し楽しむ仔連れフウであるが、実は相当高所なり。
☆実は高所
いや全く野生とは大したものなり。感心しつつわれはマダガスカル本土へ向かわんと、橋を進めば、ふと投げたる視線の先に、懐かしき顔のあり。荒くれの余り禁足暮らしとなりたる、不運なるシロであった。
☆シロ
個人的にシロは結構好きであったゆえ、つい「シロー!」と手を振るが、シロの方は当然知ったこっちゃねえのであって、尚も退屈気に外を見るが哀れなり。現在外出のリオは、シロに劣らず荒くれであって(実はこの二名、似ておる似ておると思うておったら、血縁関係だということの判明したり。従姉妹であったか姉妹であったかは忘れた)、未だに上野イブは生傷の絶えず。斯様なることであれば、リオとシロを者共の如く日替わりで出したらどうか、と飼育員氏に提案したるも、敢え無く却下であった(泣)。徹頭徹尾部屋暮らしであれば、それはそれで諦めもつくのであるが、奈何せんシロは当初放飼場に暮らしたるゆえ、禁足暮らしはさぞつまらなかろうと思われるのである。ヒトには非常に慣れたるシロゆえ、何とか活躍の場の与えられる事を切に祈るわれである。
マダガスカルを一週、戻りがけにふと見れば、フウの定石通り仔を背負いたり。既に相当暗きが、ほのぼのとせし情景であった。
☆母は強し
早朝仔猫ニャン太に叩き起こされ、二度寝ののち、定刻に起き出してみると、ニャン太の、窓際に正座し何やら真剣に裏庭を見ておる。縄張り監視はいつものことであるから、また野良ミケでも来ておるかと、ニャン太背後よりつと覗きて見れば、
☆視線の先
タヌキである。われは近眼の上、近頃は老眼も入って来ておる。見間違いかと眼鏡を取りに行き、改めて見直すが、正真正銘タヌキであった。
☆どう見てもタヌキ
実はかねてより、目撃情報のあり。拙宅向かいの家の老主婦、その2軒隣に家を構えたるその息子、そしてわが兄である。兄の目撃時は、タヌキは猫を追い払うておったそうな。都内にタヌキ並びにハクビシンの増殖したるは、かねてより耳にしをりしが、まさか拙宅庭にて眼前にタヌキの居るとは、想像の外なり。斯様なる住宅街は住みにくかろうと思われるが、何とか頑張って元気に暮らして頂きたい。
ということで、一日心楽しく、上野にも鼻歌交じりに詣でるわれであった。根津に降り立てば、愛らしきポスターの出迎えなり。マレーグマの仔ウメキチであった。
☆ウメキチ(らぶりー)
ゴリラの仔コモモと共になるべく早く拝みに行かねばならぬが、恐らく平日でなければゆるりと見るを得ずと思われ、最悪でも夏休み前には休暇を取りて詣でねばならぬ。等と考えつつ歩を進め、西園に至る。午後遅くに行きしゆえ、朝の如き快晴でなく、いささか曇りてどんよりとしたる中、長屋のコンビ娘を見舞い(収容後であった)、マダガスカルへと向かう。この曇りにも拘わらず、ワオキツネザルの元気一杯なり。仔を抱えし上野フウの、いささかもひるまずがんがん木に登りたり。
☆がんがん
仔は仔で、腹につかまりつつ、高さにもひるまず興味深気に当たりを見回す。さすがキツネザルである。
☆きょろきょろ
フウは尚も登りたる。
☆がんがん
仔はしっかりとつかまりつつ、平然としておる。
☆実はたのしい
斯様に軽々と登りては葉など食し楽しむ仔連れフウであるが、実は相当高所なり。
☆実は高所
いや全く野生とは大したものなり。感心しつつわれはマダガスカル本土へ向かわんと、橋を進めば、ふと投げたる視線の先に、懐かしき顔のあり。荒くれの余り禁足暮らしとなりたる、不運なるシロであった。
☆シロ
個人的にシロは結構好きであったゆえ、つい「シロー!」と手を振るが、シロの方は当然知ったこっちゃねえのであって、尚も退屈気に外を見るが哀れなり。現在外出のリオは、シロに劣らず荒くれであって(実はこの二名、似ておる似ておると思うておったら、血縁関係だということの判明したり。従姉妹であったか姉妹であったかは忘れた)、未だに上野イブは生傷の絶えず。斯様なることであれば、リオとシロを者共の如く日替わりで出したらどうか、と飼育員氏に提案したるも、敢え無く却下であった(泣)。徹頭徹尾部屋暮らしであれば、それはそれで諦めもつくのであるが、奈何せんシロは当初放飼場に暮らしたるゆえ、禁足暮らしはさぞつまらなかろうと思われるのである。ヒトには非常に慣れたるシロゆえ、何とか活躍の場の与えられる事を切に祈るわれである。
マダガスカルを一週、戻りがけにふと見れば、フウの定石通り仔を背負いたり。既に相当暗きが、ほのぼのとせし情景であった。
☆母は強し
2010-04-21 22:15